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2026.10.21

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グローバル人材マネジメント学会・第8回研究会での発表

日本企業は、現地子会社の自律性を尊重しつつ、海外における人事ガバナンスをいかに強化すべきか。

これは、先週末に開催された、グローバル人材マネジメント学会 第8回研究会にて私が発表させていただいた中心的なテーマの一つです。

この発表では、7カ国・8つの事例研究をもとに、日本企業の海外子会社において共通して見られる業績評価、報酬制度、そして労務管理の課題について論じました。また、国境を越えて活躍する日本のビジネスパーソンにとって、グローバル化がキャリアや働き方にどのような影響をもたらすかという広範な視点からも考察を加えました。

特に参加者との質疑応答は、非常に示唆に富むものでした。長期志向・短期志向、個人主義・集団主義、さらには宗教的背景といった指標や視点を通じて、多様な国籍を持つ人々の特性をどう捉えるべきか、という点について質問が出されました。

こうした要因は、人々の仕事への向き合い方や、リーダーシップ、組織内における人間関係のあり方に大きな影響を与えます。だからこそ、これらを深く理解することは極めて重要ですが、ステレオタイプな国民性だけで個人の資質や能力を決めつけてはならない、という点には十分に留意する必要があります。

グローバル人材マネジメントにおいて常に大きな壁となるのが、本社が策定した方針と、海外現地における実際の運用との間に生じるギャップです。実効性の高いマネジメントを実現するためには、明確なグローバル基準の構築、現地子会社の人事機能の強化、そして適切なモニタリング体制の確立が不可欠であり、それと同時に、現地従業員が置かれた労働環境への深い理解が求められます。

国際人材マネジメントの難題に日々向き合っている研究者や実務家の方々と、こうして貴重な知見を交わす機会が得られたことは大変有意義でした。

このような意見交換の場をご提供くださった、グローバル人材マネジメント学会様、そして共に登壇し、議論に貢献された得丸出氏、矢島厚子氏に深い敬意を表します。

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