CASE
2024.04.30
[半導体] プロジェクト期間:12ヶ月
コーチング
ベトナム現地法人における次世代経営層へのビジネスコーチングとプロジェクトコーチング

課題
- 社長(日本人)、副社長(ベトナム人)の定年が近づく中で、次の世代との年齢や経験の差は大きく開いており、後継者としてみなすにはまだまだ心許ない
- 次の世代のメンバーとして30代のマネジャー職が9名いるが、彼ら同士の横のコミュニケーションだけでなく、社長や副社長とのコミュニケーションもスムーズではなく、特に上とコミュニケーションをする際は自分の意見を言わず、言われたことに従って実行するのみ
プロジェクトの概要
ただ能力を高める、というだけでなく、具体的に業務に繁栄することも目的として、各部門における自働化や改善をテーマにコーチングすることとした。
対象者9名はコーチングを全く知らず、また自動化や改善のプロセスに関する知識もバラバラであったため、最初にキックオフとしてコーチングや自働化・改善の進め方を講義し、スプリント1は比較的ティーチングに近い進め方としたが、スプリント2、3はコーチングに立ち戻り、本人の思いのあるテーマを本人自ら選定し、自らドライブしてすすめた。
ステップ
- 現状分析と目指す姿の特定(経営層やコーチング対象者へのインタビュー)
- キックオフと集合研修(コーチングについての基礎知識や本活動の目的や進め方、および改善や自動化に関する進め方の講義)
- Sprint(3ヶ月間、改善や自動化をテーマに週次でコーチング)
- 発表会(Sprintの成果を発表し、次のSprintのテーマ決め)
- Sprintと発表会を3回続け、その後最終発表
成果
- 9名の次世代経営層候補者の以下のポイントの成長
- 自部門のみの視点から全社的な視点への拡大
- 年度単位の視点から中長期的な視点への拡張
- 業務改善や高度化に関する自発的な提案や施策実行の増加
- 部門間および上下のコミュニケーションの増加
- Sprintを通じた以下の業務改善
- 品質管理業務の自動化
- 顧客とのコミュニケーションパスの自動化、効率化
- 組織の将来計画と次世代管理職の育成スキーム構築
- 各部門でのデータベースの整備
- 全社DX化構想策定