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2025.08.12

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生活の「速度」が与える影響

私たちはしばらくの期間をニュージーランドで過ごしましたが、それは単なる風景の変化だけではなく、速度の変化をもたらしてくれました。

東京では、生活が忙しくスケジュールはタイトで、会話は短く、効率が最優先されます。クライストチャーチでは、その感覚が違いました。生活の速度がもっとゆっくりで、人々は互いに真摯に時間を割いて接していました。

ある午後、昼食時にオフィスに立ち寄りました。同僚たちと食事を楽しんでいた女性が、私が簡単な質問をすると、一時停止し、真剣に耳を傾け、丁寧に答えてくれました。このような優しさは、滞在中ずっと感じられました。温かく、時間を惜しまず、真摯に交流を望む人々に出会いました。

子どもたちも、自分たちなりの変化を体験しました。地元の小学校では、「学習」の形態が異なっていました。学業は1日数時間のみで、残りの時間は遊び、探求、そして自分とは何者か、何が好きか、何になりたいかについて話す時間でした。多様な背景を持つクラスメートに囲まれ、彼女たちは自然に調和する文化の融合の中に身を置いていました。

言語やスキルにおける「目に見える」進歩はすぐに現れなかったかもしれませんが、その努力は明白でした。彼女たちは新しいことに挑戦し、周囲の人々と英語で会話し、自分の コンフォートゾーンを飛び出しました。その努力は価値ある成長であり、認められるべきものです。

これは、時にはペースを落とすことで、周囲の人々、小さな親切な行為、そして努力が成長を形作る方法に気づくことができるという、大切な教訓でした。

#PeopleAndCulture #LearningThroughExperience

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