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2025.02.10

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南家人事制度運用レポート①

【南家人事制度運用レポート①/Family HR System Imprementation Report①】

今年正月に導入した「南家人事制度」、初の家庭向け人事制度とのことで、これまでに無いくらいの反響がありました。
「南家だけでなく、皆さん子育てには頭を悩ましていらっしゃるのだなぁ」と少し安心したのと共に、導入や運用状況は、備忘と皆さんへの報告を目的として、こまめに掲載しようと思っています。

ということで、レポート第一弾。
現状は
・4月から本導入。今は導入前の子供の格付け中
・行動評価の要件に照らして3月末までの行動を評価し、4月からの等級を決定
(導入後は3ヶ月ごとに昇降格判定を行い、こまめに等級を変更。「学生だと昇降格が1年に1回だと、成長スピードに合わないのでは?」という友人のアドバイスを参考に、サイクルを見直しました!)
・制度全体は家族全員に説明済み
・日々の生活の中で制度の内容の話がされることは、まだほとんどない(=浸透度0%)
・仮格付の結果、3人とも等級A(最も低い階層)となった
という中で、まずは制度に定義した親からの期待を浸透させることが目下の課題という状況です。

何をしたかというと、
・1月の3人の娘の行動評価を、項目ごとに両親で議論し、仮格付
・娘たち一人ひとりと面談し、「各要件の説明」「良かった行動」「改善が必要な行動」「1月末時点での仮格付」を説明
・質疑応答
という3つを実施しました。

もう、気付きがてんこ盛りでした!
・職場でも「良かった行動」を見つけるのは、「改善が必要な行動」を見つけるより難しいですが、子供に対してはさらに難しい!特にまだ小学校1年生とか小さいと、見つけづらい
→いきなり評価結果を伝えるのではなく、まずは子供から「良かった行動」を聞くことが本当に大事。もちろん評価の公平さを担保するためのインプットとして使えますし、副次効果として評価要件の理解浸透にもつながります。
・職場ではできるだけ淡々と評価結果を伝えるようにしていますし、自分が管理職研修の講師をするときも「Factを淡々とお話してください」なんて伝えていましたが、子供に淡々と伝えていると、自分で思っていたより等級が低くて涙ぐみだす娘が…
→「こうやって制度を決めて進めだして間もないので、評価が低くなるのは当然」であることや、「こんないいところもあったって、見ていたし分かっているよ」と良いところをきちんと認めること、「ここをこうやれば一つ上に行けるきっかけになるよ」と上の等級への行き方(=成長の仕方)を伝えることは、特に子供には刺さります。丁寧なアプローチが肝要です。
・翌日に早速娘の一人が、一番下の妹の朝の通学の準備を指導し、助けている姿が。
→こういった一つひとつの行動を記録し、評価に反映しないと、子供はこの制度を信じなくなり、結果両親の期待は浸透しないのだと思いました。

まだスタートして1か月ですが、気付きや学びと効果がてんこ盛りです。
が、手を抜くとすぐに形骸化することもわかるので、そうならないようLinkedInでの報告を含め、しっかり続けていきます。

また来月にレポートします!

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