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2026.07.30

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タイのプロジェクトから 2

ここ1か月ほどで何度かタイを訪れた際、道路を走る自動車の顔ぶれが劇的に変わっていることに気づきました。

2014年から2022年まで私がタイに暮らしていた当時、街中を行き交う車といえば、トヨタやホンダ、日産といった日本車ブランドが圧倒的多数を占めていましたが、今や、タクシーや配車サービスの車両の多くが中国製のEVに置き換わっています。

この光景を目の当たりにし、EVの普及プロセスがいかに国ごとに異なる多様な発展を遂げているか、深く考えさせられました。

例えばタイでは、中国メーカーによる現地生産の開始が普及の起爆剤となっています。一方でベトナムに目を向けると、市場を牽引しているのは新興の国内メーカーVinFastです。その一方で、中国製EVの現地生産拠点がないニュージーランドでは、今なお日本や韓国の伝統的なブランドが根強い支持を集めています。

こうした違いを見ても、新しい技術の普及というものは、単なる消費者の好みだけで進むのではないと改めて実感します。メーカーの生産能力や投資の動向、そしてそれらを取り巻くビジネス環境のすべてが絡み合い、市場の進化スピードを決定づけているのです。

日常生活の中のささやかな変化に目を向けるだけで、世界経済や産業構造のダイナミックな変革を見通す貴重な視点が得られることがあります。

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